粉体粉末冶金協会2025年度秋季大会で発表を行いました

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株式会社ダイヤメット(本社:新潟市東区/代表取締役社長 伊井浩)は、合金系磁性粉末を使用した圧粉磁心に関する研究成果を25年10月に開催された粉体粉末冶金協会2025年度秋季大会にて発表しました。

 当社では部品用途や使用周波数に応じて焼結軟磁性材から合金系圧粉磁心まで多様な磁性材料をラインナップしています。なかでも合金粉末は純鉄粉に比べて鉄損が低く、高周波用途、例えば、現在拡販中のDC-DCコンバータ用トランスコアなどへの適用が期待されています。
 一方で、合金粉末は、純鉄粉末よりも硬く、塑性変形しにくいため圧縮成形時に粉末同士の絡み合いが少なく、成形体の強度(保形性)が低下しやすいという課題がありました。

 この課題に対し、当社では保形性を向上させるためのバインダー(個体粒子同士を結び付ける「接着剤」)について検討を行いました。バインダーは成形体の強度向上に有効ですが、添加量が多いと密度が低下し、磁気特性にも悪影響を及ぼします。また、粉末の流動性や熱処理時の外観にも影響するため、適切な種類と量の選定が重要です。

今回の発表ではバインダーのガラス転位温度に着目し、保形性と流動性を両立しつつ、熱処理後に悪影響のないバインダーの選定方法およびその結果について報告しました。

今後も材料ラインナップに加え、バインダーに関する知見をさらに深め、お客様にとって最適な材料をご提案できるよう取り組んでまいります。

圧粉磁心の試作例